
私は今まで必要性を感じていなかったのだが、
ダンナは欲しかったらしく、
ふらりと買い物に出かけたある日、カリフール内の携帯ショップに寄ってみた。
お値段は下は1フランから、上は1000フランくらいまでいろいろある。
一体何が違うのか…?
うちは型落ちでもかまわないし、携帯メールもしないから、
電話機能だけでよいのだけど、
いまどきの携帯はみんなメールができるそうで、
ちょっとの間の携帯の進歩に驚いた。
結局よくわからないまま、小さくてよさそうなノキア製を選んだ。
199フランという。
ダンナはよく出張でフランス国外に出かけるので、
外国でも使えるタイプがいいと言う。
最近までそういうものがあることも知らなかった私だったが、
先日のチュニジアに来ているイタリア人がばかすか携帯をかけていたので、
なるほど、あれのことだなと今では想像できる。
携帯を買うのは野菜や肉を買うのとはちょっと事情が異なる。
契約がいるのだ。
どうやって?しかもフランス語で??
そんなことは不可能なので、はなからあきらめて英語の話せる店員を呼んでもらう。
どうやら携帯ショップにはいないらしい。
他の売り場の英語が話せる店員を呼ぶわけだから、
当然その人は自分の仕事をこなしつつ、通訳もしてくれるつもりなのだ。
だからぜんっぜん来ない。
携帯ショップのお姉ちゃんも気にして何度も呼び出してくれるのだが、
来ない、まだ来ない。
やっと来た。
選んだノキア製は希望どおり海外でも使えるらしい。
そこで料金の話になり、
1290フラン払えば今後一切の費用がかからないと言う(本体価格込み)。
携帯と言えば毎月使用料を支払うもんだと思っていたので、
それって一体何?
そういう契約の仕方があるの?
でも通話料は別だよね?
通話料は自宅の電話に課金されるんじゃないか?
とさまざまな憶測が飛んだ。
無事支払いも済み、通訳のお兄ちゃんにも御礼を言って、
さて番号は何番?と調べたが、
ない。
契約書にもなければ取扱説明書にもない。
番号はどこに載ってるの?と
携帯ショップのお姉ちゃんに聞く(これはフランス語で、だ)。
なんか説明してくれたが、もちろんわからない。
また例の英語を話せる店員を呼んでもらうが、
来ない、来ない、来ない。
待ってる間に子供たちを2回トイレに連れて行った。
やっとのことでわかったのは、
この携帯はプリペイド式だった、ということ。
最初に20分話せるカードを買うと、
それで番号が決まる。
その後は60分だの90分だのと何種類もあるカードを買って、
それをセットすることで通話できる。
カードと言っても携帯の中にセットできるものだから、
チップと言ったほうがいいかもしれない。
カードはかける時に必要で、受けるだけなら不要だけど、
カードが切れたまま8ヶ月たつと電話番号が無効になる。
我が家は受けるほうが主なので、
プリペイド式のほうがあってるかもしれない。
でも料金的にはどうなんだろう?
カードの価格はいろいろで、
たとえば90分で200フランくらいと言っていたが。
カードはどこでも買えるとのこと(tabacでも買えるそうだ)。
着メロも何種類もついていて、
しかも自作もできるようになっていた。
フランスでも携帯をかけながら歩いている人、
車を運転している人は日常茶飯事。
この携帯ショップも大賑わいだった。
